本学が2022年4月開学の新設大学にも関わらず信頼されている理由は、前身校であるアール医療福祉専門学校から長年積み重ねてきた臨床実習、実技系授業などの構築された教育システムがあるからです。
豊富な臨床施設や実習時間、就職先の充実さは活かされ、さらに専門職大学としての強みが付与されることで養成校としてさらなる発展が期待されています。
本学では、実習施設と連携し診療参加型臨床実習の体制を整えております。学生が医療チームの一員として実際に診療に参加し、より実践的な臨床能力を身につけることができます。医療チームの立案した診療計画に基づき、指導者の監督・指導もとで患者を受けもつなど診療に参加するものです。
臨床実習は大学で学んだ知識を臨床の場で実践し、自身の臨床能力を高めるために存在します。その臨床実習前に、臨床に出て患者様と向き合うための基礎的な知識、臨床能力があるかどうかをチェックするための試験のことをOSCE(客観的臨床能力試験)と言います。OSCEのデータをもとに臨床実習施設と連携し、学生がよりよく成長できるためのプログラムとなっています。さらに本学では、実習後にもOSCEを実施し実習で得た知識をアウトプットするための場を計画しています。
早期から臨床実習を経験し、より実践的な臨床能力を身につけます。
4年間の実習スケジュール図
通所・訪問 リハビリテーション 実習 |
1年生後期に通所・訪問リハビリテーションを有している実習施設において、通所・訪問リハビリテーション場面を見学する実習です。さらに、理学療法士・作業療法士以外の他職種と連携できるためのコミュニケーション技術も学んでいきます。 |
---|---|
臨床実習 Ⅰ (検査・測定実習) |
2年生後期に医療提供施設において、臨床実習指導者の指導を受けながら実施する実習です。学内では健常者を対象として実技練習を行うことが多いですが、本実習では臨床現場で実習することができるため、応用的学習の機会を得ることで対象者の疾病や障害の理解を深めることができます。 |
臨床実習 Ⅱ (評価実習) |
3年生後期に医療提供施設において、臨床実習指導者の指導の下、対象者の課題について評価結果から得られた情報を統合し、科学的根拠に基づいて対象者の全体像を解釈していく実習です。対象者の目標、治療計画を立てチームアプローチの構築ならびにその重要性について学習していきます。 |
臨床実習 Ⅲ (総合実習) |
4年生前期に医療提供施設において、対象者の真のニーズを達成するために、学生自らが立案した治療計画内容について理学療法・作業療法アプローチを実践するための実習です。さらに対象者の列挙された解決方法に対して科学的根拠に基づきながら学生自ら検証していきます。 |
臨床実習 Ⅳ (総合実習) |
4年生後期に医療提供施設において、臨床実習Ⅲの経験値を十分に生かしながら、知識および技術をさらに発展させ対象者の理学療法・作業療法評価技術と治療手技をより正確なものにしながら実践するための実習です。対象者の治療に責任を持つことができ、社会に貢献していくために必要な臨床的課題や解決方法を学習していきます。 |
※遠方の実習施設へ行く場合、滞在費用の一部は大学で用意します(交通費別途自己負担となります)。
小人数制だからできる、丁寧な指導で臨床実習をサポートします。
実習前にオリエンテーションを開催し、社会人としてのマナーの指導、医療倫理に関する指導(守秘義務・個人情報保護・対象者の尊厳)などを理解します。
各実習前に、筆記試験と客観的臨床能力試験(OSCE)を実施します。OSCE では、判断力・技術力・マナーなど実際の現場で必要とされる臨床技能を評価する実技試験を行います。
実習に出向く学生と指導者側が事前に面談し、実習への円滑な導入と学生の精神的緊張の緩和へと繋げる取り組みをしています。バイザーは基本的に本学(前身校)の卒業生となります。
実習中は、実習担当教員が定期的な実習地訪問や電話連絡を行い、実習の進捗や健康上の様子を確認し、指導及び対応に問題が生じないように努めています。
実習の振り返りとして実習後報告会を開催し、教員や学生同士で意見交換を行ったり、臨床実習指導者からの他己評価と学生自身の自己評価を行うことで知識や認識を深めていきます。
学生が実習で経験してきた修得の程度を評価する機会として設定し、実習で経験した疾患・障害領域に合わせて実技試験を行い、実習目的の到達度を確認します。
急性期から生活期までの様々な領域の病院、診療所、介護老人保健施設、通所リハビリテーション施設、訪問リハビリテーション施設等、実習施設を確保しています。
茨城県内の実習施設 |
|
---|