研究

人間創成地域研究センター地域における研究の拠点として、様々な事業を展開し、国内外への地域貢献を目指します。

人間創成地域研究センター

メッセージ

アール医療専門職大学人間創成地域研究センターは、地域における研究の拠点として、行政、地方自治体、研究機関等とともに様々な事業を展開し、国内外への地域貢献を目指す機関として設立されました。

本研究センターは①リハビリテーションにおける学問を集結して、「全員参加型社会」の未来に関連する研究を推進し、人間発達における地域の創成に広く寄与すること②地域課題に関する学際的な研究・教育・臨床からのアプローチにより、人と地域の創成に関する総合研究の促進を図り、それにより地域社会の活性化と発展に寄与することを目的としています。

本研究センターはこれまで県内の自治体と広く連携し、特に高齢者福祉医療を中心とした、事業展開による地域への還元やその内容に関する研究成果を多く挙げてきました。

地域活動・研究活動における多分野の更なる飛躍を目標に、本研究センターの活動が保健医療福祉の発展に貢献することができるものと考えております。今後ともご指導を賜りますよう皆様にお願い申し上げます。

副センター長挨拶 巻 直樹

研究部門紹介

児童発達部門

茨城県内の保育園、幼稚園、小学校と連携し、姿勢や身体機能、認知機能など小児発達に関する研究を行っています。

【これまでの実績】
  • 乳幼児健診
  • 療育支援
  • 療育相談
  • ふれあいの場の提供
  • 研究連携:運動発達、認知発達調査、シンクタンク事業
  • 幼稚園巡回・小学校巡回・指導、相談業務  など

地域高齢者部門

地域高齢者評価事業として介護予防を目的とした一次予防事業を行っています。体操教室に参加された地域在住高齢者の方に身体機能(バランス機能・歩行スピード・筋力など)、認知機能(記憶力や注意機能)、日常生活における活動量に関する項目などの心身機能を測定し、体操、認知機能トレーニングを行っています。また、その研究結果を多数報告しています。

【これまでの実績】
  • 介護予防事業:訪問型・通所型サービス
  • 認知症初期集中支援サービス
  • 認知症予防講座(講師)
  • 地域モデル事業の展開
  • 調査事業:シンクタンク事業  など

国際共同研究活動

当研究センターでは、アジアの研究機関と筑波大学との医学医療教育に関する国際共同研究を行っています。国際共同研究を通して、研究拠点同士の交流を図りながら各国間の地域課題に関する研究の発展を目標に取り組んでいます。

基礎実験研究活動

「肺腺がん悪液質小動物モデルに対するレジスタンストレーニングの効果および抗炎症性機序の評価」における動物実験において、筑波大学医学医療系呼吸器外科との共同研究を行っています。肺がんの中でも多い割合を占める肺腺がんの骨格筋萎縮に対し、肺腺がんモデルマウスを用いて、形態学的および組織化学的手法にて解析しています。

「ブタ摘出肺肺動脈出血モデルの構築」での共同研究では、大型動物を用いての肺手術時の緊急対応における出血モデルの作成に筑波大学医学医療系呼吸器外科(佐藤幸夫教授)との共同研究に取り組んでいます。

「肺癌切除術を受けた喫煙患者における3D-CTボリューム解析での肺気腫性変化」の共同研究(筑波大学医学医療系呼吸器外科、佐藤幸夫教授)を行っています。

「カニクイザルの体外循環後肺傷害モデルを用いた白血球の複合的薬理制御」において筑波大学医学医療系呼吸器外科(後藤行延病院教授)と霊長類モデルを使用した共同動物実験を行っています。

研究センターが目指すこと

■より実践的に、老年期に起こりうる疾病に対して、必要な予防リハビリテーション支援強化に携わること
⇒ 相談事業や運動教室の開講、認知症予防支援事業 等

■より実践的に、老年期に起こりうる疾病予防に向けた必要な研究調査事業に積極的に参画すること
⇒ 高齢者支援の方法を体系化する

2035年、日本は健康先進国へ。

子どもからお年寄り、また患者や住民、医療従事者まで、すべての人が安心していきいきと活躍し続けられるように様々な暮らし方、働き方、生き方に対応できる20年先を見据えた保健医療システムをつくる。

急激な少子高齢化や医療技術の進歩など保険医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、日本の経済成長と財政再建にも貢献しひとりひとりが主役となれる健やかな社会を実現していく。

公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性(文部科学省 令和4年度)
推定値(95%信頼区間)
学習面又は行動面で著しい困難を示す 8.8%(8.4%~9.3%)
学習面で著しい困難を示す 6.5%(6.1%~6.9%)
行動面で著しい困難を示す 4.7%(4.4%~5.0%)
学習面と行動面ともに著しい困難を示す 2.3%(2.1%~2.6%)

※令和4年12月13日文部科学省初等中等教育局特別支援教育課「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒」に関する調査結果について

■より実践的に、児童の発達過程に必要な支援強化に携わること
⇒ 療育・発達相談事業や運動教室の開講、親子相談室の開設等

■より実践的に、児童の発達過程に必要な研究調査事業に積極的に参画すること
⇒ 児童発達支援の方法を体系化する

■より実践的に、児童に関わる機関と協働し、必要な支援を児童・保護者に届ける

産官学連携活動一覧

官学連携

【写真】土浦市様との協定締結(令和5年3月24日)
(左)本学 柳久子 (右)土浦市長 安藤真理子様

包括連携協定行政 協定書
土浦市 準備中
行方市 PDF
連携している行政様

【写真】石岡市表敬訪問(令和5年6月30日)
(左)本学 柳久子
(中央)石岡市長 谷島洋司様
(右)本学 研究センター副センター長 巻直樹

産学連携

【写真】Rise total support様との協定記念写真
(左)本学研究推進委員長 呉世昶(教授)
(中央)本学 柳久子
(右)Rise total support 所圭吾様

連携企業 協定書
Rise total support PDF

国際連携(MOU:Memorandum of Understanding)

【写真】インドネシアの大学Universitas Muhammadiyah Prof Dr HAMKA (Uhamka:ウハムカ)様との締結式記念写真

連携大学 協定書
ウハムカ大学:インドネシア PDF

2023年6月23日(金)、インドネシアFKウハムカ・ホールにて、アール医療専門職大学人間創成地域研究センターはインドネシアの大学Universitas Muhammadiyah Prof Dr HAMKA (Uhamka:ウハムカ)との国際連携協定の調印式を行いました。
今回締結された国際連携協定(MOU)を通じて、両大学が協力関係を築き、教育・研究・その他に関する内容において、今後も協力・協働していくことを約束しました。
両大学の地域貢献における協力は、国際社会の社会的役割に対する発展に繋がることが期待されます。

本調印式において、両大学は協力関係のシンボルでもある記念品の交換を行いました。また、アール医療専門職大学は、昨年のインドネシア大地震の被災地に対し、ウハムカを通じて、災害支援金の贈呈を行いました。
(Uhamka:ウハムカ)は、医学部をはじめとする9つの学部を通じて、医療・教育やソフトスキルの面で教育・研究の質向上に努めているインドネシアの大学である。
⇒ ウェブサイトを確認する

アクセス

アール医療専門職大学 人間創成地域研究センター 研究棟

所在地
〒300-0033
茨城県土浦市川口2-12-31
アール医療専門職大学図書館・研究棟
TEL
029-824-7611
E-mail
research-center@a-ru.ac.jp

Human Community Renovation
Research Center

Greetings

The Human Community Renovation Research Center of R Professional University of Rehabilitation was established as an institution that aims to contribute medical research both domestically and internationally by developing various projects together with the local governments as a center of research in the community.

The Center aims to (1) promote research related to the future of an "all-flourishing society" and contribute broadly to the creation of community for human development by bringing together disciplines in rehabilitation (2) promote comprehensive research on the development society through interdisciplinary research, education, and clinical approaches to community issues, thereby revitalizing and contributing to local community. The Research Center has worked extensively with local governments in the prefecture and has produced many research results, especially in the area of welfare and medical care for older adults, through which we aim to give back to the community. We believe that the activities of this research center will contribute to the development of health and medical care in the region, with the goal of making new breakthroughs in our research activities. We would like to ask all of you for your continued support.

Greetings from the Deputy Director of the Center Naoki Maki

Research Division

■Community and Aging Division

We are conducting a project to evaluate community-based activities for older adults with the aim of preventing the need for long-term care.

■Child Development Division

In collaboration with nursery schools, kindergartens, and elementary schools in Ibaraki Prefecture, we are conducting research on child development, including posture, physical function, and cognitive function.

■International Collaborative Research Activity

Human Community Renovation Research Center conducts international joint research on medical education in Asia.

■Basic Experimental Research Activity

Evaluation of the effect of resistance training on small animal model of lung adenocarcinoma cachexia and its anti-inflammatory mechanism.

Construction of a model of porcine excisional pulmonary artery hemorrhage, with the Department of Respiratory Surgery, University of Tsukuba “Professor Yukio Sato”.

Emphysematous changes in 3D-CT volume analysis in smoking patients undergoing lung cancer resection “Professor Yukio Sato”.

Complex pharmacological control of leukocytes using a model of post-traumatic lung injury in crab-eating macaques, with the Department of Respiratory Surgery, University of Tsukuba “Hospital Professor Yukinobu Goto”.

The Research Center's Goals

Access

Human Community Renovation Research Center R Professional University of Rehabilitation

所在地
Human Community Renovation Research Center R Professional University of Rehabilitation
2-12-31 Kawaguchi Tsuchiura, Ibaraki, 300-0033
TEL
+81-29-824-7611
E-mail
research-center@a-ru.ac.jp