リハビリテーション学部作業療法学科

昼間
4年制
定員
40名
Occupational Therapy作業療法士とは

こころとからだへの支援を通して
人生を豊かにする

作業療法は、その人がその人らしい生活や人生を送れることを目標としています。そのために、こころやからだの機能を最大限に回復させ、生活に必要な様々な作業活動を獲得、仕事や地域との関わりなど社会とのつながりを目指します。
作業療法の対象は、子どもから高齢者まで年齢を問いません。そして病気やケガ、生まれつき障がいがある方など、日常生活に支援が必要なすべての方が対象になります。

作業療法学科の特徴

  • 01

    リーダーシップ×マネジメント力
    を身につける

    社会人基礎力向上のための学修やグループ学習でメンバーを支え合い、リーダー性とマネジメント能力を身につけます。

    関連科目

    • 社会人基礎力
    • リーダーシップ
      マネジメント論
    • 経営組織論
    • アクセシビリティ
      リーダー論
    • 財務会計論
    • 経営のための法律
  • 02

    高齢者×作業療法
    を学べる

    高齢者への支援に関する知識に加え、地域在住高齢者への介護予防を通して、高齢者の望む暮らしを支援する方法を学びます。

    関連科目

    • 高齢者
      健康づくり政策論
    • 老年医学
    • 地域作業療法学実習
    • 生活・福祉基盤論
    • サクセスフル
      エイジング論
    • 体力測定実習
  • 03

    小児×作業療法
    を学べる

    小児の発達や心理に関する知識に加え、小児の多様な施設、児童発達支援事業所、療育支援センター、特別支援学校との連携で臨床的に学びます。

    関連科目

    • 小児科学
    • 人間発達学
    • 教育相談
    • 学校運営論
    • 子ども支援学
    • 早期体験実習

PICK UP授業

  • 身体障害作業治療学

    身体機能に関する治療概論の基礎や援助の方法、作業を用いた介入について学ぶ。

  • 高次脳機能障害作業療法治療学

    機能が病気や事故などによって障害が起きたとき、認知機能にどのような変化が起こり、それを作業療法の視点から捉えることができる。

  • 発達障害作業治療学

    発達領域の障害を有する方への基本的な知識と考え方の作業療法や、発達領域作業療法で用いる基礎的な知識・理論・手法を学ぶ。

  • 財務会計論

    将来事業のマネジメントに関わることを想定して、複式簿記の基礎から、貸借対照表と損益計算書の作成をできるようにする。

本学で学べる作業療法士の仕事

一般的なリハビリ系大学、専門学校で学べること
  • 応用動作能力の改善
  • 社会適応能力の回復
  • 作業活動
アール医療専門職大学だから学べること
  • 高齢期における認知症予防を含めた健康増進を支援する
  • 発達期における教育、生活支援や教員などへ助言をする
  • すべての年代にこころのサポートをする
  • 専門職として地域コミュニティネットワークを構築する
  • ヘルスマネジメント活動

    対象者の生活を分析し、病気・認知症の予防や健康増進に向けたプログラムを開発し、健康管理に向けたマネジメントをしていきます。

  • 教育・生活サポート

    発達期では、障がいのある幼児・児童へ十分な学習ができるよう教育サポートをします。高齢期では、住み慣れたところで、社会生活を送れるサポートをします。

  • 地域コミュニティネットワークのマネジメント

    障がいのある方に対し、作業療法を提供することで社会活動や就労ができるように支援します。また、その方が社会と様々な場面で接点が作れるようにマネジメントをしていきます。

作業療法士のキャリアプラン

作業療法士は、身体または精神に障がいのある方に対し、をする」「入浴をする」「料理を作る」な作能力または社会的適応能力の回復を図ションを行う仕事です。

  • 身体障がい領域

    日常生活における動作訓練や職業復帰のためのプログラム作成、自立して生活するための自助具の選定、製作などを行います。
    【活躍できるフィールド】総合病院、リハビリテーション施設、身体障がい者福祉センターなど

  • 発達障がい領域

    運動や遊び、日常生活動作、学習、社会生活などでつまずきが生じている子どもに対し、発達を促すリハビリテーションを行います。
    【活躍できるフィールド】小児科専門病院、特別支援学校、児童発達支援事業所、放課後等デイサービスなど

  • 老年期障がい領域

    加齢に伴う身体機能や認知機能の低下に対するプログラム作成や体力測定、認知症、うつなどの心身機能への評価分析なども行います。
    【活躍できるフィールド】介護老人保健施設、通所・訪問リハビリテーション、地域包括支援センターなど

  • 研究領域

    認知機能について脳科学的な基礎研究、自助具やリハビリテーションに関するIT 機器類の開発研究などを盛んに行っています。
    【活躍できるフィールド】大学などの教育機関、一般企業など

  • 精神障がい領域

    日常、社会生活が困難になった精神疾患を持つ方に対し、その方に合った運動や活動、生活動作などのプログラム作成を行います。
    【活躍できるフィールド】精神科病院、メンタルクリニック、障害者就労支援センターなど

4年間のカリキュラム

学科長メッセージ

多様な社会で実践できる作業療法士を養成します

作業療法の対象は年齢も疾患や状況も様々です。たとえ障がいを持った人生になっても、新たな人生が生まれます。対象者とその人生を見つけること、作業療法はその人らしさの探求とも言えます。将来的に作業療法士は医療場面だけではなく、様々な場面で実践されることを期待して専門職大学として開学しました。作業療法士としてベースになるキャリアを積み重ねる必要はありますが、その後作業療法の知識を生かし、社会のリーダーとして様々な場面で活躍することを願っています。
特に在学中からマネジメント能力の教育を重視、また経営の知識に至るまで、専門職大学でしか学べない展開科目を通して、地域社会に貢献できる作業療法士を養成します。

リハビリテーション学部
作業療法学科
学科長 中村 茂美