現代の教育を取り巻く現状の中で、児童数や学校数は年々減少傾向である一方、発達障害などの特別な教育支援を必要とする児童の人数は年々増加傾向にあります。さらに、発達障害に対する正しい知識と個々の障害に応じて支援できるような教育ができる教員等が不足しており、それらを指導・助言できる専門家の存在が必要であると文部科学省も提言しています。このように障害のある児童が、その能力や可能性を最大限に伸ばし、自立して社会に参加することができるように、障害のある児童への教育の充実を図ることのできる人材が必要となっています。そのため近年では、未就学児を対象とした児童発達支援事業所や、小学校から高校生までを対象とした放課後等デイサービスの需要が増加しています。
本学では、こうした子供たちが将来自立して社会に参加できる力を取得できるように、学校教育への運営や内容の知識を兼ね備え、身体・精神機能面を適切に評価・分析、指導できる理学療法士・作業療法士の養成を目指しています。
※4種の発達障害は、それぞれ身体的な特徴が重複しており、多くの類似した症状を示します。
早期に発達障害支援の体験することができます。具体的には、発達障害支援が行われる施設へ行き、見学、ボランティアなどの立場で参加します。
大学の講義により定型的な子供の発達について学んでいただきます。その上で、発達障害の原因や病理から障害の特徴について詳しく学ぶことができます。
発達障害は非常に個別性が高い障害です。支援の前提として、どのようにして個々の障害をとらえるか、さらにどのように支援プログラムを進めるか、豊富な学内実習により学ぶことができます。
特別支援学校や療育支援センターなどと連携して、実習指導者の下で子供に対する支援を行っていただきます。有資格者となる前の最終段階となります。